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憲法9条の誓いと同じくらい強い思いで、“原発のない社会”づくりを進めよう
2012年5月3日
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日本国憲法を読み返しながら、3.11以降の社会づくりを考える時、いくつかの危惧に対して、あらためての決意が必要だと考えます。
≪被災地を「あちら」、自分の住む所を「こちら」と分けて考えるようになってはいないか≫
危惧することの一つ目は、3.11から1年を経て、被災地の人々の“暮らしや思い”を「他人事」と感じるようになってしまってはいまいか、ということです。
日本国憲法前文には、「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」とあります。
これを「自分の住む地域のこと(安全)のみに専念して、他の地域(の暮らしや安全)を無視してはならない」と読み換えて見た時、私たちは自分の暮らしが安全・安心であることのみに専念して、岩手や宮城の、そして福島の人々の暮らしの安心・安全を無視してはいないかと、常に自らに問いかけ続けなければならない、と思います。
≪憲法9条の誓いと同じくらい強い思いで、“原発のない社会”づくりを進めよう≫
危惧することの二つ目は、政府と電力会社とが推し進めようとしている原発再稼動への動きです。
日本国憲法第9条は、「戦争と、武力による威嚇と行使は、永久に放棄すること」「戦力は保持しないこと」「国の交戦権は認めないこと」を誓っています。
これは、甚大な“被害体験”と、近隣諸国への“加害体験”という事実を認識した上で誓われたものです。
福島第一原発の事故は、福島の人々の暮らしの安心と安全を根こそぎ奪っただけでなく、放射能は県境も国境をも超えて汚染を拡げ、甚大な被害をもたらしました。
安全神話を作り上げ、カネで縛って国策として進められてきた原発による事故の責任が、いわゆる「原子力ムラ」の人々にあることは明らかです。しかし、「原発は危険だ、嫌だ」と思いながらも、国内で重大事故が起こるまで、脱原発への動きを実体化できなかった責任の一端は、私たち国民にもあると思います。
この歴史を振り返ったとき、今こそ、いのちを・安心できる暮らしを、誰にも等しく保障するためには、日本国憲法第9条で「戦争を永久に放棄し、戦力の保持と交戦権は認めない」と誓ったのと同じくらい強い思いで、「原発のない社会」を現実のものにしていかなければならない、と思います。
3.11という未曾有の体験を、決して「他人事」にはせず、被災した人々の“暮らしと思い”に寄り添い続け、復興に向けて「自分には何が引き受けられのか」を常に考え、自ら決断し、行動すること。
日本国憲法を堅持し、平和と、すべての人が等しく、健康に生き・育ち・学び・働き、尊厳ある暮らしを保障される社会にしていくために、原発のない社会を現実のものにしていくための具体策を、ひとつずつ着実に進めていくこと。
これを、2012年の憲法記念日に、あらためて決意します。
ふくおか市民政治ネットワーク 共同代表 外井 京子(とい きょうこ)











